2006 年のひとりごと


[03/02] 赤ちゃんのとんでもない「症状」

「赤ちゃん」で思い出しましたが・・・先日とんでもないことがありました。

なんと、息子「太郎殿」が、ものすごい勢いで吐くんです!

いや、吐き戻し自体は珍しいことではないんですが、「ものすごい勢いで」「立て続けに何度も」となると、これは尋常ではありません。
妻と二人で太郎殿をお医者さんの所に連れて行きました。

で、診断結果は・・・「便秘が原因の逆流」(笑)。
そうなんです、この日はウ○チが全然出てないので気にはなってたんですけれど、まさかこんなことになるとは。
便秘については、家を出る直前に「強制的に出させた」のですが、それを聞いてお医者さんは「じゃあさしあたっては大丈夫ですよ」。

いやーよかった。こんなこと「ひ○こクラブ」などの育児系テキストにも全然載らないし。
しかし便秘ってこわいですねぇ。新米ママ&パパのみなさま、こういう「症状」が出たらちょっと便秘を疑ってみてください。

[03/02] むっ! いつの間に??

大学を卒業してからすでに○年が経過していますが、ふとしたことで母校の「母学科」の Web サイトの存在に今頃気づき、アクセスしてみました。
すると、課程案内のページに「卒業論文が必須」とあるのを発見!

私の頃は卒論は必須ではなく (私は書きましたが)、所定の単位数を取得することで卒業資格を得ることが可能でした。
今では卒論が必須ですか・・・、まあ「自発的に研究を行う」ことが本来の大学生の姿ですから、当然といえば当然ですけれど。

私がいた卒論ゼミは、学生数がなんと 2 名だけ。「ある理由」(悪い理由ではないのですが、ちょっと特殊な事情) でこの教授がちょっと敬遠されてまして。
で、ゼミ自体は毎週決まった曜日に開かれていましたが、出席する学生は各回 1 人ずつ。つまり学生は隔週出席で、教授とのマンツーマンなのです。
「じゃあちょっとそこらで」と、駅近くの喫茶店に場所を移してゼミが開催されたりもしました。卒論の内容はおよそ喫茶店には似つかわしくなく、はたから聞いていると「何じゃこのウサンクサイ二人組!」と怪しまれかねないものでした (^^;)

できあがりはそんなに大したものでもないのですけどね。
でも書き上げたことに意義がある、と今でも思っています。

卒論が必須でない大学に在籍しているみなさん、ぜひ卒論に挑戦を!

ちなみにこの「母学科」、私の頃は学内でトップの留年率を誇っていたのですが (笑)、件の Web サイトを見ると、
「現在では本学科の留年率が突出しているということはありません。きちんと授業に出てまじめに勉強すれば、それほど恐れることはありません」
という趣旨の案内が。
確かに私の頃は不真面目な学生も結構いました (私も一時危なかった)。今はみんな真面目なんだな、と思っていたら、妻が一言、
「他の学科の留年率も上がってる、とか?」(大笑)

・・・えーと(^^;)。学生の本分は勉強です、くれぐれもお忘れなきように。

[04/16] 「お役所仕事」がない役所

私は現在東京都内某区に住んでいます。
息子「太郎冠者」(仮称) が誕生した時点でも、同じ区に住んでいました。

その太郎冠者、実は出生直後にある異常が発生し (その後解決しましたが)、NICU に入ることになってしまいました。
それから一夜明け、妻も私も出生直後&入院直後でバタバタしてしまい、私が区役所に出生届を出しに行ったのは午後 5 時直前。窓口の受付終了まであと数分というときでした。

とりあえず出生届は受理してもらえましたが、窓口の職員いわく
「この時間ですからね、住民登録は今しますけれど、お子さんに関する手続き (注 : 各種助成の申請) は今日はちょっと・・・」
あーやっぱり無理か・・・と思ったら、この職員の方、さらに続けていわく
「でもあれですよね、マル乳 (注 : 都内自治体が発行している乳幼児医療証の通称) がないと、病気になったりしたとき困りますよね」

そこで私は NICU の一件を伝えました。すると、
「それは大変だ、それじゃマル乳はあった方がいいですよね。じゃあマル乳はなんとかしてもらえるように、担当部署に話をしてみます。ただ、他の手続きは申し訳ないですけど、今日は無理だと思います」

いやいや、私としてはマル乳が出るだけでも御の字です。職員の方、奥へ引っ込んで、何やらやっていましたが、しばらくして戻ってきて
「では、マル乳も、他の手続きも、全部やってもらえることになりましたので、住民登録の手続きが終わったら担当の部署まで行ってください」

ええっ! 全部ですかー!!! (喜)
いやはやビックリです。さっそく太郎冠者の住民登録を済ませてから、各種助成関連の手続きをすべて済ませてきました。
全部終わるころには午後 5 時半近くになっていましたが、窓口の職員の方は丁寧に対応してくださいました。

いやーすばらしいですね!
その後も区役所へは何度も足を運んでいるのですが、応対してくださる職員の方々はみな気持ちのいい対応をしてくださいます。
この区役所の辞書には「お役所仕事」という言葉はない! 拍手ーー!!

[06/15] 親の一歩上をゆく息子

当然、我が家の「太郎冠者」のことですが、これは決して親バカではありません。

もうだいぶ前の話なのですが、太郎冠者はベビーベッドではなく床敷きの布団で寝かせているので、寝返りを始めたころに柱の角にクッションを取り付けました。

そしたら予想外の事態が発生。
なんと太郎冠者はこれを自力ではがしてしまったのです!

よくぞそこまで成長した・・・ってそんな悠長なこと言ってる場合じゃない。とりあえず付け直してみました。
が、やはりはがしてしまいます。ついにあきらめ、現在にいたります (^^;)

あと、日差しが強くなってきたので、外出時には帽子をかぶせているのですが、
この帽子も自力ではずしてしまいます・・・それも、ちゃんと帽子を上に上げてからきれいにはずすのです。
気がつくとベビーカーの太郎冠者が帽子を両手で胸に抱えています。意味がない (嘆)。

・・・乳児というのは親が思っている以上にしたたか (?) です。
これから親になるみなさま、十分ご覚悟のほどを。

[07/01] 「スペイン語の玄関」が『Yahoo! Internet Guide』で紹介されました

当サイトの「スペイン語の玄関」が・・・なんと 6/29 発売の『Yahoo! Internet Guide』2006 年 8 月号で紹介されました!

というわけで、同誌公式サイトの「今月の URL」の項を見ると、「Part1 いまより質の高い仕事をするためのスキルアップサイト」の中にちゃんと「スペイン語の玄関」があります。
「スペイン語の玄関」では本当に「玄関」の部分しか記載してないのに、恐縮です。
編集部のみなさま、この場を借りてお礼申し上げます m(_ _)m

ところで、「スペイン語の玄関」が "超初級" レベルの部分にしかふれていないのには、いくつか理由があります。
1. スペイン語を "ちゃんと教える" だけの技量が私にない (自分で使うのと人に教えるのは全然違います)。
2. 先のレベルのことまで書くのは労力がかかって大変だ (苦笑)。
3. ちゃんとスペイン語を習得しようと思うなら、しかるべき書籍や学校を探し、金を出すことを惜しまないように (笑)。

もちろん、これからスペイン語を始めたい!と思う人が、スペイン語についてこんなことを知りたい・・・というリクエストがあれば可能な限りお応えしたいと思いますので、ぜひどうぞ。
ただし「どんな勉強法がいいですか?」という問いには、「それは私が知りたい」としかお答えできませんので、あしからず (笑)。

[07/01] なぜ「反応」は「はんのう」と読むのか

そう、「反応」は「はんおう」ではなく「はんのう」と読みますよね。
あとは「因縁 (いんえん → いんねん)」「三位一体 (さんいいったい → さんみいったい)」などに、こういう特殊な読み方が見られます。

この現象は「連声 (れんじょう)」というものらしいです。
連声についてはこちら → 「言葉の世界」

ここから何がわかるかというと、「観音」も連声のために「かんのん」と読むのだということです。
最近の子供の名前で、「音」と書いて「のん」と読ませるものがいろいろあるようですが、ちゃんと連声にもとづいたもの以外はすべてまったくの誤りです。
くれぐれもご注意を。

[07/17] 水戸黄門の罪状

それは、通行手形。
関所を通るたびに、毎度毎度、「越後のちりめん問屋・光右衛門」としての通行手形を使って通っています。

これは立派な公文書偽造、現代で言うならパスポートを偽造して使っているのと同じです。

たまに、政敵 (主に柳沢吉保?) が黄門様の失脚を狙った画策をして返り討ちにあっていますが、何でみんなここをつっつかないんだろ (笑)。

[08/10] な、なんじゃこりゃぁ~~!!

とりあえず、これを見ておくんなせぇ → Engadget Japanese

・・・ネタ用のデマカセ記事か? エイプリルフールにゃ早すぎる (遅すぎる?)。

と思ったら、どうやら本当のようです。
さすがに実用品として流通させる物ではないように見受けられますが、こんなのが必要な「中毒者」なんて・・・ サウイフモノニ ワタシハ ナリタクナイ (『雨ニモマケズ』風に)。

[09/18] 「愛子様」は変?

といっても、もちろん愛子内親王殿下が変だというわけでは断じてなく、この「愛子様」という呼称が変ではないか? ということです。

だって考えてもみてください、先日ご結婚された清子 (元) 内親王殿下はそれまでずっと「紀宮様」という称号で呼ばれていたのですよ。
愛子様も皇太子の息女としてちゃんと「敬宮 (としのみや)」という称号をお持ちでいらっしゃるのに、そう呼ばれているのを聞いたことがありません。

この「称号」というもの、そもそも何のために用意されているのでしょう。
正確なところは私にもわかりませんが、皇室宗家 (※) の方々のご本名を直接お呼び申し上げるのがあまりに恐れ多いため、ということでしょうか。
現在の天皇陛下には「継宮 (つぐのみや)」、皇太子殿下には「浩宮 (ひろのみや)」、秋篠宮殿下には「礼宮 (あやのみや)」という称号がそれぞれ幼少時にはありました。そしてその本名を知る国民は・・・かなり少ないだろうと思います。

愛子様が称号で呼ばれなくなったのはなぜでしょう。
皇室と国民との垣根がさらに小さくなった証なのかもしれませんが、紀宮様 (当時) を称号で呼ぶ一方で愛子様は本名で呼んでいた、というのは何となく釈然としないものがあります。
どなたかこの辺の経緯をご存じの方、いらっしゃいませんか?

(※) ここで「宗家」に限定しているのは、称号付与の対象者が天皇の子と皇太子の子に限られているためです。たとえば秋篠宮家の 3 人のお子様には称号がありません。なお、「秋篠宮」「三笠宮」などの宮号は、この称号とは異なります。

[11/16] 「What time do you go to bed?」

先日、某育児雑誌を見ていると、いろんな子供たちの就寝時刻や、起床時刻、朝食時刻が載っていました。
息子「太郎冠者」(仮名) の場合、通常、就寝 20:30 ~ 21:00、起床 6:00 ~ 6:30、朝食開始 6:30 ~ 7:00 ぐらいです。
この雑誌に載っていた例では、就寝 20:00 ~ 21:00、起床 6:00 ~ 8:00、朝食開始 7:00 ~ 8:00 ぐらいが大勢を占めています。

そんな中で。なんと。
就寝 23:00、起床 8:00、朝食開始 10:00 という例を発見!

何をやっとんじゃこりゃーーー!!

家の中でならまだしも、外で集団生活するようになったらこんな生活リズムじゃやっていけませんよ。
実際、知人の親戚の例で「就寝がほぼ真夜中になってしまい、幼稚園ではいつもボーっとしている」という話を聞いたこともあります。

世のお父様方&お母様方、社会生活をうまく営めない子供というのはこういうところから発生するかもしれないのですよ。
ご用心ご用心。

[12/15] スペイン語の小数点と桁区切り

当サイト内にある「スペイン語を勉強する人に 50 の質問」の設問22~23で、当初は「スペイン語の小数点はカンマ、桁区切りはドット」と書いていたのですが、これに対して「少なくともメキシコでは小数点はドット、桁区切りはカンマ」との指摘がありました。

Wikipedia の「小数点」の項を見ると、確かにメキシコからパナマにかけての中米地域について「小数点はドット」と紹介されています。

そこで、一番信頼できそうな筋として、スペインの王立スペイン語アカデミーのサイトでこの件に関する情報を探してみました。
すると、ありました。COMA (カンマ) に関する説明の「4. USOS NO LINGÜÍSTICOS」(文章以外での用法)

曰く、「(スペイン語としての) 国際標準表記では整数部分と小数部分を分ける記号としてカンマを用いる」 (la normativa internacional establece el uso de la coma para separar la parte entera de la parte decimal) とのこと。ただし「南北アメリカ大陸のスペイン語圏の一部の国など、英語と同様にドットを使うのが一般的な地域もある」 (también se acepta el uso anglosajón del punto, normal en algunos paises hispanoamericanos)、との注意書きもあります。
標準はあくまで「小数点はカンマ」ということのようですが、一般用法としては「小数点はドット」の地域もある、ということですね。

じゃあ、桁区切りの方はどうなのだろう。今度はドットに関する説明を探してみました。
すると、王立スペイン語アカデミーのサイトの、ドットに関するページの 5.2 項にそれを発見。

これによると、「桁区切りにはドットを使用するのが一般的」 (es práctica común en los números escritos con cifras separar los millares, millones, etc., mediante un punto)、ただし「小数点にドットを使う地域では桁区切りにカンマを使用」 (una coma, en los países en que se emplea el punto para separar la parte entera de la decimal)」、となっていました。

なるほどなるほど、と思っていたらこの後に驚愕の記述を発見。
なんと、「国際標準表記ではドットもカンマも使わないよう定められている」 (la norma internacional establece que se prescinda de él) 上に、「52 345 や 6 462 749 などのようにスペースを使うことを推奨している」 (cuando constan de más de cuatro cifras se recomienda separar estas mediante espacios por grupos de tres, contando de derecha a izquierda: 52 345, 6 462 749)、というのです。
ただ、前述の通りあえて「ドット (またはカンマ) の使用が一般的」とあるところからみると、現実にはこの表記法はそれほど多くは使われていないようです。

というわけで、やはりスペインなどでは「小数点はカンマ、桁区切りはドット」、メキシコなどでは「小数点はドット、桁区切りはカンマ」というのが最も一般的なようです。

そんなわけで、「50 の質問」の設問 22 と 23 の文面は、現在では変更してあります (スペースによる桁区切りについてはふれませんでしたが)。
スペイン語の小数点や桁区切りについては、そういえばちゃんと教えてもらった覚えはないし、小学館の「西和中辞典」でもスペイン式表記しか紹介していない (専門用語集「数詞」の項) ので中米地域の現状までは今まで知らなかったなぁ・・・。
今お読みのこの文章が、スペイン語学習者の皆様のお役に立てれば、幸いです。