2008 年のひとりごと


[2/02] あなたのパパ度をチェック!

・・・というのを、以前どこかで見かけました。
経産省の山田課長補佐、ただいま育休中』という本の作者、山田正人さんによる講演会のポスターだったと思います。

記憶が正しければ、父親を対象とした Yes/No 式の質問が 5 つ並んでいました。確か、
1. 子供の身長と体重を知っている
2. 子供の友達の名前を 3 人以上言える
3. 子供が普段遊んでいる公園の名前を言える
4. 子供の好きなキャラクターを言える
5. 子供の保険証の置き場所を知っている
だったはずです (順不同)。

むむっ。さて私はどうだろうか。
1. 小数点以下を四捨五入してよいのなら言える
2. 保育園で同じクラスの子供全員 (10 人を超える) の名前を言える
3. 休日は私が外遊びに連れていくのでもちろん言える
4. ア○パンマン、ドラえ○ん、ミッキ○マウス、・・・
5. 私が医者に連れていくことが多いのでもちろん知っている

一応全部「Yes」ということかな。合格点は忘れましたが (4 つ以上かな)。
他のパパさんたちはどうですか?

[3/29] 『世界の早口ことば・数え歌・回文』

これは旺文社から出版された本です (ISBN: 9784010710562)。
この本では、早口ことば、数え歌、回文、アナグラムなどの世界の言葉遊びを紹介しています。
漢字にはふりがなもついていますので、お子様にもぜひどうぞ。

個人的には挿し絵が結構気に入っています。
それぞれのことばあそびにあわせた、なかなか笑えるものになっています。(^ー^)

さて、この本にはもちろんスペイン語の言葉遊びも載っています。
実はそのうちの一部は私がネタを提供しております。
そのため巻末の「協力」の欄に私の名前が載っている・・・のですが、なんと表記が「鳳ナオ」ではなく「鳫ナオ」 orz
こどもくらぶ様ー! 機会があればぜひ修正を (懇願)

[4/07] 1614年の史料 - 言語学的考察 (?)

まずはこちらをごらんください。伊達政宗の家臣支倉常長のスペイン到来に関する、1614 年の史料です。
史料原文は当時のスペイン語なので、ちょっとわかりにくいです。
ACTAS DEL CABILDO HISPALENSE DE 27 DE OCTUBRE DE 1614
CARTA PRESENTADA POR EL EMBAJADOR HASEKURA TSUNENAGA Y EL PADRE LUIS SOTELO ANTE EL CABILDO DE SEVILLA. 27 DE OCTUBRE DE 1614

さて、この中には当然ながら政宗と常長の名前も書いてあります。史料によって表記が若干異なりますが、たとえば
伊達政宗 → Ydate Mascamune
支倉常長 (通称六右衛門) → Fascecura Rocu Yemon
のように書かれています。

ここからわかることは何かというと、
まず、「伊達」はこの当時は「ダテ」ではなく、漢字の通りに「イダテ」と読んでいたらしいということです。
その後何百年かの間にいつのまにか「イ」が落ちてしまったのですねぇ・・・。面白いですね。

また、この当時はヨーロッパ言語であっても日本人名を「姓・名」の順で記載していたことになります。
今のような「名・姓」式の表記はいつぐらいにできたんでしょうね。明治の欧化政策によるものでしょうか。

昔の史料というのは言葉を探る上でもなかなか面白いものですね。

[4/25] 学生の親離れ・親の子離れ

今年の東大の入学式で、学長が「親離れをしてほしい」と新入生、父母双方に自立を促したそうです。

大学の入学式に親が来るというのは私としては信じがたいのですが、あるんですねそういうこと。
これは学生が「来てくれ」というのでしょうか、それとも親が「行きたい」というのでしょうか。
親が「行きたい」というのであればまぁ、わからないでもないです、金出してるのは親なんだからその「成果」を確認したいという思いはあるかもしれません。
ただ学生の方が「来てくれ」というのなら、困ったものですね。まして天下の東大生が親離れできないなどとは信じたくはないものです。

で、入学式であればまぁともかく、入試についてくる親がいるんですねぇ。こっちの方が驚きです。
たまに試験会場に「保護者控え室」があったりすることもあるんですよ・・・
受験生にとっては邪魔じゃないのかなぁ?? 自分が受験生の立場なら断固拒否するのですが。

うちの息子はどうなるかな。
「親がついてくる方が邪魔」と言えるくらいになってくれればうれしいな (ちょっとさみしいかもしれないけど)。

挑戦しよう! 古事記検定 [5/25]

Yahoo! Japan のサービスのひとつ「みんなの検定」で、『古事記マニアック検定』というものを作ってあります。
古事記の上巻・中巻・下巻に対してそれぞれ検定があり、各 10 問 (合計 30 問) です。
いずれも 7 問以上の正解で「合格」と判定されます。

この文章を書いている時点での合格率は、
上巻 ... 16.7%、 中巻 ... 15.8%、 下巻 ... 23.8%
です。驚いたのは、3 つのうちで下巻の正解率が一番高いこと。個人的には、下巻の内容が世間での認知度は一番低いと思っていたもので・・・
でも待てよ、そんな下巻の検定にあえて挑もうという人は、それなりに内容を熟知しているということなのだろうか。
正解率が 50%を超えている問題が下巻で 4 問もある (※) ということは、きっとそういうことなんだろうなぁ。脱帽です。
※ちなみに上巻も 4 問、中巻は 2 問です

さて、全 30 問のうち、現時点で正解率が最も高いのは、上巻の 3 問目。
よりにもよってこれか・・・正解率は何と 95.8% (大笑)! これって常識なのかなぁ。それともダミー選択肢がすぐ見破られるのだろうか。
まあ、サービス問題ということで。

・・・どんな問題か知りたいという方は、今すぐ検定に挑戦してみてください。→ 古事記マニアック検定

[6/09] 言葉の選び方

あるとき、首都圏在住の友人とかわした会話。
友人「ナオって出身どこだっけ?」
ナオ「石川県」
友人「だよな、でもあんまり方言出ないな」
ナオ「最初は東京でもしゃべってたんだけどさ、一度『ときどき何て言ってるかわからないことがあるよ』って
言われたことがあって、それ以来こっち (首都圏) ではなるべく抑えてる」
友人「えー? でも方言だって味があっていいじゃないか」

これに対する私の答えは
「でも言葉ってのは相手に通じなかったら意味がないからねぇ」。

このときはあまり深く考えずに言ったのですが、結構重要な問題にかかわることだと気がついたのはだいぶ後になってからでした。
重要な問題というのは、言葉の使い方として優先するのは「自分のスタイルを貫くこと」か、
それとも「相手に理解してもらえるような言葉を選ぶこと」か、という問題です。

うまく両方が一致すれば一番いいでしょう。でも一致しない場合、優先すべきはどちらか?

・・・正解はもちろんありません。「相手に通じなかったら意味がない」というのはあくまで私の個人的な見解です。
ただ、どちらを選ぶにせよ、それに伴い生じる不都合は覚悟しなければいけません。
前者を選べば、それはつまり「わかる人だけわかればよい」ということだから、わかってくれない人が多くても文句は言わない。
後者を選んだ場合、「こんなのは自分の言葉ではない」という不満が募るかもしれませんが、そこは割り切ってもらうしかない。

あなたはどちらを選びますか?

[8/29] 映画「ハムナプトラ 3」

現在、映画「ハムナプトラ」シリーズの 3 作目が上映中です。
1 作目と 2 作目はともにエジプトが舞台で、古代遺跡から蘇ったミイラとの壮絶な戦いが描かれていまず。3作目は舞台が中国に移っていますが、古代のミイラとの戦いという基本構図は変わっていません。
しかし、タイトルの「ハムナプトラ」は 1 作目と 2 作目に登場した古代エジプトの王都の名。舞台が中国に移ってしまったらそれはもはや「ハムナプトラ」ではないような気が・・・

3 作目の公開が発表になって以来このことはずっと疑問でしたが、最近になってある事実を知りました。
もともとこのシリーズ、原題は「ハムナプトラ」ではなく「The Mummy」(ミイラ) を共通タイトルとしています。1 作目は「The Mummy」、2 作目は「The Mummy Returns」、そして 3 作目も「The Mummy: Tomb of the Dragon Emperor」です。
つまりこのシリーズ、ミイラさえ出てくれば舞台は別にエジプトでなくてもよいのです。どうやら日本上映版は 1 作目の邦題を「ハムナプトラ」としてしまったばっかりに、舞台がハムナプトラを離れてもこの名前を継承せざるを得なくなってしまったようです。

最初にあえて原題から離れた邦題をつけた理由はわかりませんが、いかなる意図があるにせよ、原文の表現から離れた訳をつけることは、どこかで重大な矛盾を引き起こす危険性が高くなってしまうのですねぇ・・・
映画や本で原題から離れた邦題をつける例は多々ありますが、こういう妙な事態が起きないように注意していただきたいものです。

・・・とあれこれ言いながら、実は自分ではこの映画は見ていません。諸般の事情により映画館へはなかなか行けないもので・・・。実際に見るのはきっとテレビ放映されるときなんだろうなぁ (^^;)。

[10/17] この夏最大の思い出。

それは我が家に 2 人目の子供が誕生したことであります!
2 人目も男の子。当サイトでの仮名は「次郎冠者」とします。

長男・太郎冠者 (仮) のときと比べればびっくりするほどの安産。
出産に要した時間は 3 時間少々、病院から連絡を受けて私と太郎冠者が病院に到着してから 2 時間もしないうちに出産が終わりました。
分娩に立ち会ったのは私と妻の母、そして太郎冠者の 3 名。太郎冠者は分娩台にいる母を励ましたり、うちわであおいであげたりと立派に立会人を務めていました。

その後の成長経過も順調で、現在の次郎冠者は兄・太郎冠者を上回るペースで大きくなっています。
えっと、太郎冠者もそれなりに大きかったんだけどな・・・次郎冠者の抱っこはすでに結構大変です (^^;)

[12/28] 鬼を笑わせてみよう!

というわけで来年の予言。

来年 (2009 年) の端午の節句向けに、「愛」の前立てのカブトが出回る!

・・・どうかなぁ?