スペイン語とは


スペイン語 (español) とはそもそもどういう言語なのでしょうか。

古代ローマで使われていた言葉といえばラテン語ですが、そのラテン語の口語体のことを「俗ラテン語」といいます。
その俗ラテン語から派生した諸言語のことを「ロマンス諸語」といい、スペイン語はその中のひとつです。
分類には諸説あるようですが、その一例を紹介します。

スペイン語の別称として「カスティーリャ語 (castellano)」という呼び方があります。
「カスティーリャ (Castilla)」はスペインの地域名で、この地域の言葉がいわゆる標準スペイン語となったことからこの呼び名があります。
スペイン国内で地域公用語として使われている他の言語 (カタルーニャ語やバスク語など) と対比させる意味で使われることが多いです。

スペイン以外にも、メキシコ以南の中南米諸国の多くでスペイン語が使われていて、国連公用語のひとつにもなっています。
セルバンテス文化センターの統計 (2023年版、スペイン語) によれば、スペイン語を母語とする人の数は約5億人とされています。
ちなみに、この統計によれば、学校で外国語としてスペイン語を学習する人の数は世界で2300万人以上いるそうです。