「アルファベット」の項では、それぞれの文字の名前を1通りずつ紹介していますが、実は文字によっては名前が複数あるものがあります。
RAEとしては将来的にこれを統一していく方針であり、その場合どの名前を使うかが示されていますが(「アルファベット」の項に記載されているのがそうです)、その一方で
La recomendación de utilizar un solo nombre para cada letra no implica, en modo alguno, que se consideren incorrectas las variantes denominativas con vigencia en el uso que presentan algunas de ellas
(名称の統一を推奨してはいるが、これまで有効とされてきた他の名称を正しくないものとして排除するわけではない)
とされています。
具体的には次のようなものがあります。いずれも、太字が推奨される名称です。
なお、以前はR(erre)を「ere」、Z(zeta)を「ceta」、「ceda」、「zeda」と呼ぶこともありましたが
Los únicos nombres válidos hoy para estas letras son, respectivamente, erre y zeta.
(現在正しいとされる名前は、Rについては「erre」、Zについては「zeta」のみである)
…とされています。
実はこのページを書くまでずっと、「アルファベット」の項で「Y」「R」「Z」の名前がそれぞれ「i griega」「ere」「ceta」となっていました。
今はちゃんと修正してあります。