高崎山サル命名騒動に関する一考察

今月、大分県の高崎山自然動物園で生まれたサルの赤ちゃん(メス)に、イギリスの王女と同じ「シャーロット」という名前が付けられました。
しかしこれに対して「シャーロット王女に失礼」という抗議が相次いだことから同園は命名を再検討、最終的に「シャーロット」をそのまま採用という形で決着しました。

一連の報道を見ていて、ふと感じた疑問。
今回、選ばれた名前が「シャーロット」だったことで色々騒動になったわけですが、これがたとえば「アン」だったら同じ騒動が起こったでしょうか?
あるいは、生まれたのがオスだったとして、「ジョージ」と名付けたらどうなっていたでしょうか? こちらはむしろ「おさるのジョージ」として歓迎されたかもしれません。

つまり、日本では「シャーロット(Charlotte)」という名前の存在がそれほど知られていないため、「この名前からイギリス王女しか連想できない」という人がかなりいたということが、今回の騒動の最大の原因だったのではないかと思います。
しかし実際のところCharlotteは英語名としてはよくある名前(Charlesの女性形)なので、当のイギリスではそれほど気にされていなかったようです

というわけで私もそれほど気にしません。イギリスのシャーロット王女も、高崎山のシャーロットちゃんも、どうぞお健やかに。

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