大河ドラマ『鎌倉殿の13人』の人物関係あれこれ

今日 (2022年3月11日) の時点では、NHK大河ドラマ『鎌倉殿の13人』は第9回まで放送済みです。
この第9回までの範囲に登場した人物たちの関係図は番組公式サイト内にありますが、その中にない人物関係について少し書いてみます。
なお、以下の系図内で、赤字は第9回までに登場した人物です。

坂東平氏

頼朝の配下の武将には北条氏や三浦氏などの坂東武者たちが名を連ねます。
しかし、その多くは、実は…

…そう、桓武平氏の一門といわれています。実際の系譜については諸説あり (特に北条氏については諸説ありすぎるため途中を省略しました)、氏族によっては「実は平氏ではない」説もあるようですが、一般にはこれらの氏族は平氏の末裔とされています。
なので「源平合戦」という呼び名は適切ではない、という主張もあるようです。

清和源氏

一方の源氏勢。いわゆる清和源氏の一族が多く登場しています。

この頃は「源氏」全体としてのまとまりがあったわけではなく (放送をご覧のみなさんならおわかりですよね)、諸勢力がそれぞれ独自に台頭している感じです。なかには今後頼朝と敵対する勢力もあります。
第9回で上総広常が自分の敵対勢力として名を挙げた「常陸の佐竹」は義光の子・義業の子孫です。また、後の室町幕府将軍家となる足利氏は、義家の子・義国の子孫です。
系図中の平賀朝雅はまだ作中には登場していませんが、「とある事件」の渦中の人物として後に登場する (と思われる) ので記載しました。

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